初心者でもわかる!簿記講座④~最終回~

こんにちは!

税理士法人プラスカフェです!

 

前回まではざっくりとした簿記の流れを書いていきました。

今回は『複式簿記・単式簿記』について書いていこうと思います。

 

 

『単式簿記』とは・・

1つの取引に対して1つずつ記録をしていく方法です。

簿記の知識がなくても簡単に記帳ができるものになります。

身近なものでは『お小遣い帳』『家計簿』などが単式簿記にあたります。

簡単にいえば、お金に注目してどのくらい使用したかや管理が目的となります。

ただし、

・お金の増減の理由がわからない

・お金が動かない取引に関しては把握できない

というデメリットがあります。

 

 

『複式簿記』とは・・・

まず初めに『単式簿記』でのデメリットが『複式簿記』では

すべて解消することができます。

簿記を勉強することで『複式簿記』を行う事ができるようになります。

2つ以上の勘定科目をつかい、目的などを記録し、仕訳をしていきます。

『複式簿記』を行う事よってお金の流れや、損益等を知ることができます。

 

複式簿記ではこのように仕訳をするので、

〇月〇日に、仕入れにお金を○○円、消耗品を購入するのに○○円使ったということを記録します。

こうすることで、何をするためにいくらお金を使ったのか把握することができます。

 

また複式簿記では、お金を使わない仕訳 ↑ をすることができます。

これは、車を購入して納車されたけど、支払は後日にする(まだ払っていない)、という仕訳です。

 

 

 

 

確定申告の際に『白色申告』『青色申告』との二つがあります。

 

『白色申告』では、簡単に行う事の出来る

『単式簿記』のみで申告をすることができます。

 

 

『青色申告』の場合、

『単式簿記』と『複式簿記』から選択することとなります。

『単式簿記』と『複式簿記』、どちらを選択するかで、

青色申告特別控除額が大幅に変わってきます。

この控除の違いでも大幅に収める税金の金額が変わってきます。

こう見るとやはり『複式簿記』をした方がお得だと思います。

ただし自力で行うとかなりの労力と時間がかかってきます。

 

少しでも収める税金を減らしていけるように、

是非、ご相談ください。