こんにちは!
税理士法人プラスカフェです!
前回まではざっくりとした簿記の流れを書いていきました。
今回は『複式簿記・単式簿記』について書いていこうと思います。
『単式簿記』とは・・
1つの取引に対して1つずつ記録をしていく方法です。
簿記の知識がなくても簡単に記帳ができるものになります。
身近なものでは『お小遣い帳』や『家計簿』などが単式簿記にあたります。
簡単にいえば、お金に注目してどのくらい使用したかや管理が目的となります。
ただし、
・お金の増減の理由がわからない
・お金が動かない取引に関しては把握できない
というデメリットがあります。
『複式簿記』とは・・・
まず初めに『単式簿記』でのデメリットが『複式簿記』では
すべて解消することができます。
簿記を勉強することで『複式簿記』を行う事ができるようになります。
2つ以上の勘定科目をつかい、目的などを記録し、仕訳をしていきます。
『複式簿記』を行う事よってお金の流れや、損益等を知ることができます。
複式簿記ではこのように仕訳をするので、
〇月〇日に、仕入れにお金を○○円、消耗品を購入するのに○○円使ったということを記録します。
こうすることで、何をするためにいくらお金を使ったのか把握することができます。
また複式簿記では、お金を使わない仕訳 ↑ をすることができます。
これは、車を購入して納車されたけど、支払は後日にする(まだ払っていない)、という仕訳です。
確定申告の際に『白色申告』と『青色申告』との二つがあります。
『白色申告』では、簡単に行う事の出来る
『単式簿記』のみで申告をすることができます。
『青色申告』の場合、
『単式簿記』と『複式簿記』から選択することとなります。
『単式簿記』と『複式簿記』、どちらを選択するかで、
青色申告特別控除額が大幅に変わってきます。
この控除の違いでも大幅に収める税金の金額が変わってきます。
こう見るとやはり『複式簿記』をした方がお得だと思います。
ただし自力で行うとかなりの労力と時間がかかってきます。
少しでも収める税金を減らしていけるように、
是非、ご相談ください。